「医療DX・IT EXPO」が3月に大阪で
メディカル ジャパンの目玉に 矢島事務局長に聞く

「医療DX・IT EXPO」が
3月に大阪で
メディカル ジャパンの目玉に 
矢島事務局長に聞く

 RX Japan(株)は3月5日(水)-7日(金)、医療・介護・ヘルスケア分野の総合展示会「メディカル ジャパン 大阪」をインテックス大阪(大阪市)で開催する。11回目を迎える今回は、国内外10カ国・地域から400社が集結。特別企画として、CBnews主催の「病院DXアワード2025」の最終審査・表彰式も行われる。「メディカル ジャパン 大阪」の事務局長で執行役員の矢島大地氏に見どころなどを聞いた。【CBnews 記者 斯波祐介氏/CBnewsインタビュー記事より】

 今回は「病院EXPO」をはじめ「介護・福祉EXPO」「健康サポートEXPO」など7つのカテゴリーを用意します。目玉のひとつが、今回新たに開催する「医療DX・IT EXPO」です。DXやIT関連・サービスについては、これまで「病院EXPO」の中で紹介していましたが、働き方改革などから医療現場での関心が高まっていることを背景に新設します。

 医療は、あまりデジタル化が進んでいない業界とされています。ですが、どの業界・企業も人材確保に躍起になっている中で、医療業界も同様に、DXが人材不足・業務負担軽減に役立つことは多くの経営者が認識しているところです。ただ、どのようにIT化を進めていくべきか、手探り状態です。そこで、我々ができることとすると、病院・クリニック・薬局がIT・DXを取り入れていく際に、展示会でお役に立ちたいと思い、「医療DX・IT EXPO」の新規開催を決意いたしました。

 医療DX・IT EXPOでは、▽AI/VR/AR▽ロボット/RPA▽電子カルテ▽システム/アプリ-などが出展します。出展企業による「オープンピッチセミナー」も開催しますので、医療DX・ITを知る絶好の場となると思います。「医療DX・IT EXPO」と「病院DXアワード」の最終審査・表彰式との相乗効果も期待しています。

 さらに、フェアも新設しています。在宅医療、働き方改革、見守りなど、9つのフェアを立ち上げました。また大規模セミナーも同時開催します。来場者のニーズを探るために、来場者や病院関連団体から意見を伺い、診療報酬改定やDX、スマートホスピタルなど医療関係者にとって関心の高い内容をそろえました。

 また、大阪ならではの企画として、「大阪の医療の未来と2040年に向けて医療・介護関係者がすべきこと」というセミナーで、大阪府私立病院協会会長の加納繁照氏、大阪府病院協会会長の木野昌也氏が登壇し、大阪の地域医療について語ります。また、「特別企画:介護ロボット&テック 最新研究エリア」では、大学・研究機関の最先端介護ロボット&テック製品が実物展示されます。さらに大阪介護老人保健施設協会による「大老協 懇話会」も行われます。最新事例発表会を1日がかりでやりますが、認知症、医療と看護、リハビリなど、介護だけでなく医療関係者にとっても意義深いものになるでしょう。

 コロナ禍で、私たち主催者も出展者もリアル展示会の価値を考え直し、"体験価値"の重要性を改めて考えました。展示だけではなく、実際に着用したり使用したりできるブースも多くあります。ぜひとも、会場に足を運び、医療・介護従事者ご自身で出展企業の製品・サービスに直接触れ、体験し、今後の医療・介護現場を考えるうえでの"気付き"につながれば幸いです。

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